クリニックの情報
— 期間の目安・やるべき対策・やってはいけないこと
1. 糸リフトとは?仕組みと効果の出方
糸リフトは、溶ける糸を皮下に挿入し、トゲ(コグ)やコーンで皮下組織を物理的に吊り上げつつ、創傷治癒過程でのコラーゲン新生を促して輪郭やたるみを整える低侵襲の若返り治療です。頬・フェイスライン・ほうれい線などの部分的アプローチも可能で、切開手術に比べダウンタイムが短い点が特徴です。
- 結果の出方:挿入直後に物理的なリフトが見え、その後数週間〜数か月かけてコラーゲン生成に伴う質感改善・ハリ感がプラスされます。
2. 糸リフト後の内出血:程度と期間の目安
- 見た目の程度:色味が少し目立つ程度が多く、ファンデーションやコンシーラーである程度カバー可能です。
- ピーク:術後2〜3日が最も濃く見え、その後薄れていくのが一般的です。
- 消退期間:通常1〜2週間で目立ちにくくなります。重要な予定は術後2〜3日を避けて組みましょう。
ポイント:色味は赤紫→青紫→緑→黄と変化しながら薄くなります。メイクで補正するならピンク/オレンジ系のコントロールカラーが青みを打ち消しやすいです。
3. 内出血を抑える4つの方法(実践編)
3-1. 患部を優しく冷やす
- やり方:清潔な布で包んだ保冷剤をやさしく当てる(押し付けない)。15分冷却+45分休みを目安に最初の48–72時間内で繰り返すとよいでしょう。
- 理由:冷却で血管が収縮し、出血や腫れを抑えられます。凍傷防止のため直当て・長時間固定は避けてください。
3-2. 安静に過ごす(とくに初週)
- 1〜2週間は激しい運動や高温環境(ホットヨガ、サウナ、岩盤浴など)を避けると、内出血の拡大や腫れの長期化を予防しやすくなります。
3-3. 患部を必要以上に触らない
- 触れるほど機械的刺激で出血・むくみ・糸のずれを招きます。洗顔・スキンケアも**“やさしく置く/押さえる”**を意識。メイクは数日控えるのが無難です(最終的には施術先のクリニックの指示を受けてください)。
4. 糸リフト後に内出血を悪化させるNG行動
- 顔のマッサージ・強いこすり洗い:物理刺激は出血と腫れの長期化、糸のずれにつながる恐れがあります。最低でも2週間は控えてください。
- サウナ・長風呂・高温環境:血行促進で出血・腫れ・痛み増悪の原因になります。1〜2週間は避けてください。
- 激しい運動・大きな表情運動:血圧上昇や顔面の牽引で内出血や糸の定着に悪影響を及ぼします。初週は軽い散歩程度に留めてください。
- NSAIDsや一部サプリ(アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、魚油、ビタミンE、ギンコなど):血小板機能に影響しあざが悪化し得るため、中止の可否は必ず担当医/主治医へ確認してください。
- 飲酒・喫煙:血行や創傷治癒に悪影響を及ぼします。可能なら数日〜2週間は控えてください。
薬剤注意:処方で服用している抗凝固薬/抗血小板薬は、自己判断で絶対に中止しないでください。美的目的の処置で既存治療を優先するのが原則です。
5. 内出血以外のダウンタイム症状と期間の目安
症状 | 期間の目安 | 補足 |
---|---|---|
腫れ | 1〜2週間 | 冷却と頭高位が有効。 |
痛み/圧痛 | 1週間〜1か月 | アセトアミノフェンの使用は一般的(NSAIDsは要注意)。 |
むくみ | 1〜2週間 | 塩分控えめ、安静、頭高位が役立つ。 |
つっぱり/違和感 | 数日〜1週間 | 糸の固定感が落ち着くにつれ改善。 |
表面の凹凸・波打ち | 〜2週間程度 | 強い揉みほぐしは厳禁。気になる場合は再診へ。 |
レッドフラッグ(ただちにクリニックへ):発熱・悪寒、膿性分泌、急速な腫脹/疼痛増悪、糸の露出(エクストルージョン)、左右差の急激な拡大など。
6. 糸の素材(PDO/PLLA/PCL)と選び方の基礎知識
糸は大きく吸収性と非吸収性に分かれます。国内外では吸収性(溶ける糸)が主流です。
- PDO(ポリジオキサノン):6〜8か月で吸収。組織の再配列・活性化に長け、扱いやすい定番です。
- PLLA(ポリ-L-乳酸):約12か月で吸収。コラーゲン刺激が比較的強めです。。
- PCL(ポリカプロラクトン):約12〜18か月で吸収。吸収がゆっくりで持続性が期待される報告されてます。
非吸収糸は長期の可視化・触知・露出(エクストルージョン)などの懸念があり、症例選択が重要。
※どの素材でも医師の経験・糸の本数/配置・固定層・患者側の体質とアフターケアで結果は変わります。
7. よくある質問(FAQ)
Q1. 仕事や外出はいつから?
A. 多くは翌日〜数日で可能です。目立つ内出血を避けたいなら術後2〜3日のピークを考慮して予定を調整していただくことをおすすめします。マスクやメイクである程度カバーできます(メイク再開は数日待つのが一般的)です。
Q2. 洗顔・メイク・スキンケアは?
A. 24時間は洗顔を控える/こすらないなどの指示が出ることがあります。メイクは数日控えるのが無難です。保湿・日焼け止めは医師の許可後にやさしく塗布してください。
Q3. 入浴・サウナは?
A. シャワーは早期に可ですが、サウナ・長風呂は1〜2週間避けるのが無難です。
Q4. 運動はいつから?
A. 初週は軽い散歩程度。激しい運動は1〜2週間回避してください。
Q5. 歯科治療や大きな口開けは?
A. 2〜3週間は避ける指示が出ることがあります(固定部にストレス)。予定があれば前倒しでおこうことをおすすめします。
Q6. 痛み止めは何を飲める?
A. 一般にアセトアミノフェンが用いられます。アスピリン/イブプロフェン/ナプロキセンなどのNSAIDsは出血・あざを助長し得るため、主治医指示がない限り避けるのが通例です。
Q7. サプリ(アルニカやブロメライン)は有効?
A. アルニカは有効性が一貫せず、手術後の痛み・あざ軽減で差が出ない報告もあります。ブロメラインは鼻整形等で腫れ・あざ軽減を示す研究がある一方、結果が一致しない報告もあり、自己判断での併用は避け、医師に確認をしてください。
8. クリニック選びのチェックポイント
- 専門性:形成外科/皮膚科など専門医資格と糸リフトの症例数がある。
- カウンセリング:リスク(露出・感染・左右差・持続の限界など)を具体的に説明してくれる。
- 術式の選択肢:PDO/PLLA/PCLの素材特性とあなたの皮膚厚・脂肪量・たるみ度に合わせて提案してくれる。
- アフターケア:再診体制、緊急連絡、生活指導(運動・入浴・睡眠・薬剤)を文書で提供してくれる。
9. 多摩市で糸リフト施術を受けたい人は**「THE FIRST CLINIC」へ**
多摩市や近隣にお住まいで糸リフトを検討中なら、THE FIRST CLINICをご検討ください。オーダーメイドの提案に力を入れており、無料カウンセリングで悩みや不安を相談できます。
※詳細(所在地、診療時間、対応素材、料金、モニター等)はクリニックへ直接お問い合わせください。
10. まとめ:正しい過ごし方がダウンタイム短縮のカギ
- ピークは2〜3日、1〜2週間で改善が目安です。
- 冷却・安静・不必要に触らない・仰向け睡眠が基本です。
- マッサージ/サウナ/激運動/飲酒/NSAIDs等は悪化要因になります。薬・サプリの可否は医師に確認してください。
- 強い痛みや発熱、化膿、急な左右差などはすぐに受診してください。