糸リフト(スレッドリフト)は、特殊な糸で皮下組織を支え、たるみを物理的に引き上げる施術です。メスを使わないためダウンタイムが比較的短く、リフトアップに加えて肌質の引き締めも期待できます。一方で、「痛みがどのくらいあるのか」「痛みに弱い人でも受けられるのか」と不安に感じる方も多いはず。
本記事では、糸リフトで痛みを感じやすいタイミング、痛みの原因、正しい対処法、痛みを抑えるコツまでを網羅。術後に避けるべき行動や再受診の目安(赤信号)もまとめました。これから施術を検討する方の不安を具体的に解消できる内容です。
クリニックの情報
糸リフトは痛い?|「切らない」けれど痛みゼロではない
糸リフトは皮膚を切開しないため、施術後の強い疼痛は比較的少ないのが特徴です。ただし、痛みがまったくのゼロではありません。
- 麻酔注射時の「チクッ」とした刺激
- 糸の通過・固定に伴う圧迫感・引っ張られる感覚
- 術後の腫れ・内出血・引きつれによる鈍痛
これらは個人差が大きく、多くは数日〜1〜2週間の範囲で落ち着いていきます。
痛みを感じやすい3つの場面(施術前・施術中・ダウンタイム)
1)施術前:麻酔の注射と浸潤時
糸や針を入れる前に局所麻酔を行います。注射針の刺入と麻酔液が広がる瞬間は、軽い痛みや圧感を伴うことがあります。効果は速やかに現れるため、強い痛みが長引くことは稀です。
2)施術中:痛みは最小だが違和感はあり得る
麻酔が効いていれば鋭い痛みはほぼ感じません。ただし、糸が通る感覚・引き上げられる圧を違和感として知覚することはあります。もし痛みや強い不快感を感じたら、すぐ医師に伝えるのが大切です(麻酔の追加や調整で多くは改善)。
3)ダウンタイム:麻酔切れ後の鈍痛・突っ張り
麻酔が切れた直後〜数日は、こめかみ・糸の通過部にズキズキ・ジンジンした鈍痛が出ることがあります。引きつれがあると、表情や咀嚼で痛みが増す場合も。通常は1〜2週間で落ち着きますが、痛みが強い・長引く場合は早めに相談しましょう。
痛みの主な原因と仕組み
- 穿刺・通糸に伴う微小な組織損傷:損傷部の炎症で腫れ・熱感・痛みが出やすい
- 内出血:皮下出血が圧痛の原因に。皮膚色の変化を伴うことも
- 糸の張力・固定点の刺激:引きつれや突っ張りが表情時の痛みに
- むくみ(浮腫):水分貯留で圧が高まり、違和感・重だるさを助長
- 感染などのトラブル(稀):発熱・増悪する痛み・膿など警戒サインがあれば受診
痛みが出たときの対処法(冷却・鎮痛・受診の判断)
すぐできるセルフケア
- 冷却(術後〜72時間目安):氷や保冷剤を清潔なタオルで包み、15〜20分当てては休むを1日3〜5回。冷やし過ぎは逆効果なので注意。
- 安静:顔の大きい動き(大笑い、あくび、硬いものの咀嚼)は初期は控える。
- 清潔:強くこする洗顔・マッサージはNG。患部はこすらず優しく。
鎮痛薬の使い方
- 処方薬がある場合は指示に従って服用。
- 市販薬は自己判断の連用を避ける。服薬中の薬・持病がある人は必ず医師に確認。
受診の目安(赤信号)
- 48〜72時間を過ぎても痛み・腫れが悪化
- 発熱・膿・悪臭、強い左右差やしびれの持続
- 触らなくてもズキズキと増す痛み
→ 早急にクリニックへ。自己判断での圧迫・揉みほぐしは避けましょう。
痛みを抑える4つのコツ(麻酔の工夫・生活上の注意)
- 複数麻酔の併用を検討
局所麻酔+笑気麻酔など、不安・痛みに弱い人は複合的に選択すると快適度が上がります。必要なら静脈麻酔も選択肢。 - 血行を急に促す行為を控える(特に72時間)
入浴(湯船)・サウナ・岩盤浴・激しい運動・飲酒・喫煙は腫れ・内出血を助長。シャワー短時間にとどめる。 - 患部を押さない・触らない
マッサージ・強い洗顔・頬杖・横向き寝は引きつれ・痛みを悪化させがち。仰向け寝を意識。 - 施術日程と体調管理
睡眠不足・生理直前は痛みを感じやすい傾向。予定に余裕のある日程を選び、服薬歴・アレルギーは事前申告を。
麻酔の種類と選び方(比較表)
| 麻酔の種類 | 主な作用・使い方 | メリット | 留意点 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 麻酔クリーム | 表面に塗布して表皮の感覚を鈍らせる | 針刺しの不快感を軽減 | 単独では深部痛に弱い | 針のチクッと感を減らしたい |
| 局所麻酔 | 針・糸を入れる部位へ注射 | 施術中の痛みを広く抑制 | 注射時に軽い痛み・圧感 | 標準的に広く適応 |
| 笑気麻酔 | 吸入で不安と痛みの感じ方を和らげる | リラックス効果が高い | ふわつき感、個人差あり | 不安が強い/注射が苦手 |
| 静脈麻酔 | 点滴で鎮静し、半分眠った状態に | 体感上の不快感がほぼない | 事前準備・管理が必要 | 触感自体が苦手・恐怖が強い |
ポイント:痛みと不安の両面に対応するため、局所+笑気は相性が良い組み合わせ。鎮静(静脈麻酔)は医師の管理下で安全に行うことが前提です。
術後のやっていいこと/NG行動|時系列ガイド
| 時期 | 痛みの傾向 | やっていいこと | NG・注意 |
|---|---|---|---|
| 当日〜24h | 麻酔切れ後に鈍痛・突っ張り | 冷却(15〜20分×数回)、短時間のシャワー、仰向け安静 | 入浴・飲酒・激しい運動・長風呂・顔のマッサージ |
| 1〜3日 | 腫れ・内出血のピーク目安 | 軽い家事、やさしい洗顔、処方通りの鎮痛 | サウナ・岩盤浴・硬い物の咀嚼・大きな口開け |
| 4〜7日 | 痛みが日毎に軽減 | メイク再開(医師指示に従う)、短い外出 | 無意識の頬杖・強い表情運動 |
| 1〜2週間 | 引きつれ改善が進む | 日常生活ほぼ通常、軽い運動 | まだ残る違和感に対する揉みほぐし(自己判断で×) |
※上記は目安です。指示は施術クリニックの方針を優先してください。
よくある質問(FAQ)
Q. 痛みに弱い私でも受けられますか?
A. 複数麻酔の併用や鎮静の選択で体感を大きく軽減できます。不安の強さ・過去の麻酔歴は必ず事前相談を。
Q. 痛みはいつまで続きますか?
A. 多くは数日〜1〜2週間で改善。増悪する痛み・発熱・膿など赤信号があれば早期受診が安心です。
Q. 仕事はいつから復帰できますか?
A. デスクワークなら当日〜翌日に復帰する方も。人前に立つ仕事は、内出血の目立ちを考慮して数日〜1週間余裕を。
Q. 市販の痛み止めは飲んでもいい?
A. 自己判断の連用は避け、他の服薬や体質も含め医師へ確認。可能なら処方薬を優先しましょう。
Q. どんな症状が出たら受診すべき?
A. 発熱・増悪する痛み・膿・悪臭・強い左右差・しびれの持続などは受診対象です。
Q. 妊娠中・授乳中は?
A. 麻酔や内服の制限があるため原則要相談・時期の再検討が一般的です。
クリニック選びのチェックポイント
- 症例写真と説明の一貫性:施術前後の変化を角度・表情条件まで丁寧に提示しているか
- 麻酔オプションの幅:局所・笑気・静脈など個人差に合わせた提案が可能か
- 術後ケア体制:再診・連絡手段・服薬指導が明確か
- カウンセリングの解像度:骨格・脂肪・皮膚の厚みを踏まえたオーダーメイド設計か
- リスク説明の透明性:内出血・腫れ・感染・左右差などの具体的確率や対策に触れているか
THE FIRST CLINICの糸リフト|痛みに配慮したデザインとケア
東京都のTHE FIRST CLINICでは、糸リフトをはじめとするたるみ治療を提供しています。当院では、脳神経外科領域での施術経験を有する惟村が監修・教育を担当し、すべての医師がその指導のもとで診療にあたっています。「世界で最も痛みの少ないクリニック」を目指し、日々研鑽を重ねており、その取り組みの成果として、施術直後に「痛みがほとんど気にならなかった」というお声を多く頂戴しております(※感じ方には個人差があります)。
また、顔面の骨格・神経走行・軟部組織の構造を丁寧に評価し、根拠に基づいた合理的なリフトデザインをお一人おひとりに合わせてオーダーメイドでご提案いたします。
- 痛みと副作用への配慮:局所麻酔+笑気麻酔など体質に合わせた麻酔設計を採用。
- 負担を最小化:必要本数・入射点・牽引方向を緻密に設定し、引きつれ・腫れのリスク低減に努めます。
- 無料カウンセリングは何度でも:疑問や不安は納得いくまで相談可。
- 来院者からの高評価:Googleや美容医療予約サイト「トリビュー」でも高い評価をいただいています。
- 予約手段:公式LINE・Web・電話で受け付け。まずは相談からでも大丈夫です。
※「糸リスト」は誤記で、正しくは「糸リフト」です。
Kスレッドとは?
Kスレッドとは、溶けて体に吸収される特殊な繊維の糸を、お顔の上部の目立たない部分から丁寧に挿入し、 フェイスラインや顎下にたまった脂肪、そして年齢とともに気になるたるみを、自然に、そしてしっかりとリフトアップする小顔施術です。
まず第一に、Kスレッドの最大の特長は「切らずにリフトアップができる」という点にあります。 そのため、メスを使う手術に抵抗がある方でも気軽に受けていただけるうえに、 短いダウンタイムと自然な仕上がりの両立を実現しています。
このKスレッドは、THE FIRST CLINIC統括院長・惟村公郁が、 長年の臨床経験と研究開発を重ねた結果として誕生しました。 従来の糸リフトでは、どうしても「痛み」「腫れ」「引きつれ感」などの課題が残ることがありました。 しかし惟村院長は、そうした患者様の負担を減らしながら、より高いリフトアップ効果と美しい仕上がりを両立させるために、 糸の形状・素材・挿入角度に至るまで、一つひとつの要素を徹底的に検証しました。
その結果、Kスレッドはこれまでの糸リフトとは一線を画す革新的な構造を持ち、 「より痛みが少なく」「より持続的に」「より美しく仕上がる」施術として完成しました。 言い換えれば、患者様の“理想の小顔ライン”を、これまでより短期間で、そして自然に叶えることを目指した技術なのです。
また、Kスレッドは糸そのものがコラーゲン生成を促す特殊な素材で作られているため、 施術直後だけでなく、時間の経過とともに肌内部からハリや弾力が高まり、肌質までも向上していきます。 つまり、単なるリフトアップにとどまらず、美肌効果を同時に叶える「育てるスレッド」ともいえるのです。
さらに、TFC統括院長が自ら開発したこの糸は、安全性と確かな引き上げ力の両立に強いこだわりを持っています。 実際に、多くの患者様から「引き上がり方が自然」「痛みが少なかった」「すぐに日常生活に戻れた」といったお声をいただいており、 その満足度の高さがKスレッドの品質を物語っています。
加えて、Kスレッドは単体でも高い効果を発揮しますが、 小顔脂肪吸引やヒアルロン酸、フェイスリフト、ソフウェーブなど、 他の施術と組み合わせることでより高い相乗効果を発揮します。 このように、患者様一人ひとりの骨格・脂肪量・肌質に合わせて最適化できる点も、 Kスレッドが“次世代の糸リフト”と呼ばれる理由のひとつです。
総じて、Kスレッドは「痛みの少なさ」「自然な引き上がり」「肌の若返り」という三拍子を兼ね備えた、 THE FIRST CLINICの理念——「痛みを最小限に、美しさを最大限に」——を体現するリフトアップ施術です。 そのため、リフトアップ効果・小顔効果のどちらにおいても、TFCは自信をもっておすすめしています。
まとめ|糸リフトの痛みは工夫で最小化できる
- 切らない施術のため強い痛みは少なめだが、麻酔時・術後初期に軽い痛みや引きつれを感じることはある。
- 冷却(〜72h)・安静・鎮痛薬の適切な使用で多くは数日〜1〜2週間で改善。
- 複数麻酔の併用、仰向け寝、血行を高める行動の回避で痛みを予防。
- 発熱・悪化する痛み・膿・強い左右差など赤信号は速やかに受診。
- 痛みに配慮した設計とアフターケアが整ったクリニック選びが快適な体験の鍵。
「痛みに弱いから不安…」という方こそ、麻酔・術後ケアまで含めて丁寧に相談できる環境を選びましょう。
THE FIRST CLINICでは無料カウンセリングを実施しています。糸リフトの適応や痛み対策を、あなたの肌質・骨格・生活スタイルに合わせてご提案します。
