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糸リフト後に頬骨が目立つのは本当?
糸リフトは、メスを使わずに顔のたるみや肌のハリ改善が期待できる人気の美容施術です。とはいえ、施術後に「頬骨が強調されて見える」「顔がゴツゴツした印象になった気がする」と感じる方もいらっしゃいます。結論からお伝えしますと、施術直後〜しばらくの間に頬骨が目立つことは珍しくありません。理由は主に次のとおりです。
- 施術直後の腫れ・むくみ
- 糸そのものの厚みや張力が一時的に出る
- こめかみ~側頭部に固定するため周辺が引き上がり、頬骨周辺が強調される
- 引き締め効果が強く出て、頬が一時的にこけて見える相対効果
糸リフトで用いる吸収性の糸は、時間とともに体内で徐々に分解・吸収され、数週間〜数か月の経過でなじんでいきます。その過程で腫れや凹凸が落ち着けば、頬骨の目立ちは次第に気にならなくなるケースが多いです。
ダウンタイム後も頬骨が目立つ原因
ダウンタイムが終わっても頬骨が気になる場合、以下の要因が考えられます。
① 余った皮膚や脂肪が頬骨付近に集まる
糸リフトはたるみを引き上げ、余剰の皮膚・脂肪を適切な位置に固定します。固定位置がわずかにズレるだけで、厚みが頬骨の上に乗って見えることがあります。もともと頬骨が高い方、皮下脂肪が多い方では強調されやすいため、設計段階での見極めが重要です。
② 頬下のへこみ(凹凸)による相対的な強調
施術直後は皮膚表面に凹凸が出ることがあります。頬骨の直下がへこむと、相対的に頬骨がさらに出て見えるため、目立ちが強く感じられます。多くは経過とともになじみますが、凹凸が大きい・痛みや赤みを伴うなどの変化があれば、早めにクリニックへ相談しましょう。
③ 糸の種類・設計の影響
糸リフトにはコグ付きの糸、極細のスレッド、素材(例:PDO/PLLA/PCL)など多様なバリエーションがあります。糸の形状・本数・入れる層(深さ)・固定点の違いによって、仕上がりのボリュームやテンションが変わり、頬骨の見え方にも影響します。適切な選択のためには、複数の選択肢を提示できる医師の経験が欠かせません。
④ 医師のデザイン・技量
「糸を入れる位置・角度」「どの組織に固定するか」「引き上げ量の微調整」など、細かな設計の差が結果を大きく左右します。単にたるみを上げるだけではなく、顔全体のバランス—骨格、脂肪コンパートメント、靱帯—を踏まえたデザインが重要です。
⑤ カウンセリング不足
美容医療の満足度を大きく左右するのが事前のカウンセリングです。仕上がりイメージの共有が不十分だと、糸の通し方や固定位置が希望とズレ、頬骨が強調される結果につながることがあります。
目立たせないための対処法・経過の見方
糸リフト後に頬骨が目立って見えたとき、むやみに触ったり自己判断でマッサージを行ったりするのは避けましょう。以下のポイントを意識して経過を観察してください。
① まずは安静にダウンタイムを過ごす
術後間もない時期は、患部に触れず安静に過ごすことが大切です。腫れや凹凸は一過性のことが多く、まずは約1か月を目安に様子を見るのが一般的です。その間は、強い圧迫、激しい運動、長時間のサウナや飲酒など血流を極端に高める行為は控えましょう。マスクなどで上手にカバーし、表情の大きい動きも控えめにするのが安心です。
② 変化の記録をつける
鏡での主観は日々変化しがちです。同条件の光で正面・斜め・側面の写真を定期的に残すと、腫れの引きや左右差の変化が客観的に追えます。気になる点はメモにし、受診時に共有できるようにしておくと診断がスムーズです。
③ クリニックへ相談するタイミング
次のようなサインがあれば、自己判断せず早めに医師へ連絡してください。
- 悪化していく強い腫れ、赤み、熱感、膿のような分泌物
- じっとしていても続く痛み、発熱、広がる硬結やしこり
- 大きな左右差や表情のつっぱりが1か月以降も強い
- へこみや凹凸が濃くなっていく
原因によっては糸のテンション調整や計画の見直しなど、適切な対応が必要です。
失敗を防ぐクリニック・施術選びのコツ
仕上がりを左右するのは、医師と患者様の「理解の一致」と「設計力」です。カウンセリングでは、次のチェックポイントを押さえましょう。
- 仕上がりイメージのすり合わせ(写真・具体的な悩みの優先順位)
- 糸の種類・本数・入れる層・固定点の説明と根拠
- 期待できる効果と限界、必要な併用施術の可能性(ボリューム調整等)
- ダウンタイムの目安と日常生活の注意点(運動・入浴・メイク等)
- 起こりうるリスク・合併症とその頻度、起きた際の対応方針
- 修正や追加施術の選択肢、費用の見通し
- 症例写真と経過(正面・斜位・側面の比較、照明条件の同一性)
また、もともとの頬骨の高さや脂肪量、皮膚の厚みによって最適解は変わります。顔の骨格・靱帯・脂肪コンパートメントの知識に基づき、引き上げとボリューム調整を同時にデザインできる医師を選ぶと、頬骨の強調を最小限に抑えやすくなります。
THE FIRST CLINICの糸リフトは細部までこだわり、納得の仕上がりを目指します
糸リフトに興味をお持ちの方は、ぜひTHE FIRST CLINICへご相談ください。当院の糸リフトは、独自開発を行い、片側1本でも最大限効果が発揮できるようなこだわり設計となっております。お客様のイメージや改善したいお悩みに合わせて、細部までこだわり、顔全体の調和を重視しています。施術を担当する医師は脳神経外科での臨床経験を持つ惟村が指導を行いますので、顔面の骨格や神経・筋の走行を理解した上で設計します。糸の種類・本数・固定点・入れる層を丁寧に選択し、納得感のある仕上がりを目指します。
カウンセリングは医師が一貫して担当し、希望や不安を丁寧にヒアリングします。ダウンタイム中の過ごし方やリスク説明も明確にお伝えし、万一気になる点があれば術後のフォロー体制でしっかりサポートいたします。糸リフトを「受けるか迷っている」という段階でも、お気軽にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 施術直後、頬骨が目立って見えたら失敗ですか?
A. 直後は腫れや糸の張力で強調されることがあり、経過で落ち着くケースが大半です。多くの場合は1か月ほどで評価すると判断しやすくなります。
Q2. へこみや凹凸が気になります。自分でマッサージしてもいいですか?
A. 自己流のマッサージは推奨されません。 糸の位置がズレたり、炎症を助長する可能性があります。対応が必要かは医師の診察で判断します。
Q3. 糸の種類で頬骨の見え方は変わりますか?
A. はい、糸の形状・素材・本数・固定点によりテンションやボリュームが変化し、仕上がりの印象も変わります。複数案の提示と、その根拠の説明を受けましょう。
Q4. いつクリニックに連絡すべきですか?
A. 悪化する腫れ・強い痛み・赤み・発熱・分泌物・大きな左右差などがあれば、時期に関わらず早めに相談してください。
Q5. 予防のためにできることは?
A. カウンセリングで仕上がり像の共有を徹底し、骨格や脂肪量に応じた設計を行うことです。術後は指示どおりにケアし、無理な刺激を避けましょう。
補足:用語ミニ解説
- コグ(Cogg):糸の表面に付いたギザギザ(トゲ)のことです。組織をしっかりつかんで引き上げる働きがあり、固定力や持続性に関わります。
- 固定点:引き上げた糸の力を受け止める支点です。側頭部や靱帯付近など、解剖学的に安定した部位が選ばれます。
- 脂肪コンパートメント:顔の脂肪は小部屋状に分かれており、年齢とともに下垂する部位が異なります。どの部位をどう動かすかで見え方が変わります。
- 吸収糸の素材(PDO/PLLA/PCL):溶けるまでの期間や硬さが異なり、狙う効果や肌質に合わせて選択されます。
セルフチェック:頬骨が強調されやすいタイプ?
次の項目に当てはまるほど、糸リフト直後に頬骨が目立ちやすい傾向があります。
- もともと頬骨が高い、横顔で頬骨の張りがわかる
- 皮下脂肪が多い、あるいは逆に頬がこけやすい
- 皮膚が薄い/厚いなど質感の偏りがある
- 表情筋が強く、笑うと頬上部が前に出る
- 写真で斜め方向の陰影が強く出やすい
該当しても施術ができないわけではありません。設計と術後ケアの最適化で見え方は大きく変わるため、カウンセリングで具体的に相談しましょう。
注意事項
本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療の代替にはなりません。症状や経過には個人差が大きく、最終的な判断は担当医の診察に基づいて行ってください。気になる異常がある場合は、速やかに医療機関へご相談ください。
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まとめ:糸リフト後に頬骨が目立つ多くは一時的。原因を理解し、賢く対処しましょう
糸リフト後に頬骨が目立つ現象は、ダウンタイム中の腫れや糸の張力による一過性のものであることが少なくありません。ダウンタイム後も気になる場合は、余剰皮膚・脂肪の集積、へこみの相対効果、糸の種類や設計、医師の技量、カウンセリング不足といった要因が関わっている可能性があります。まずは安静・観察を徹底し、必要に応じて早めにクリニックへ相談してください。
THE FIRST CLINICでは、骨格・構造に基づいた緻密なデザインで、糸リフトの効果と自然さの両立を目指します。納得できる仕上がりのために、気になる点は何でもご相談ください。
