
IPL(光治療)は、幅広い肌トラブルの改善に利用されている人気の施術です。シミやそばかす、赤ら顔、毛穴の開きといった悩みに有効であるだけでなく、肌のハリや弾力を高める効果も期待できます。施術時間は短く、効果をすぐに実感できる点も魅力です。
施術中の痛みはほとんどなく、わずかなチクッとした刺激を感じる程度で、施術後のダウンタイムもごくわずかです。そのため、普段の生活に支障をきたすことはありません。具体的な改善効果としては、色素沈着や赤みの軽減、毛穴の引き締め、肌のトーンアップが挙げられます。さらに、毛嚢炎やシミ、ほくろの治療にも効果を発揮するケースがあります。
こうした作用によって、肌全体のコンディションが整い、明るく若々しい印象を取り戻すことができます。IPLは多様な肌悩みに対応できる万能な治療法であり、美容医療の中でも非常に魅力的な選択肢の一つといえるでしょう。
フォーマα(IPL)
フォーマαは、IPL(光治療器)の一種で、肌に含まれるメラニンや酸化ヘモグロビンに反応する特定の波長の光を照射することで、肌のハリやキメの改善、美白効果などが期待できる治療機です。
日本では2019年3月に発売され、2020年6月時点では全国でわずか11台しか導入されていない希少な最新機器であり、多摩・町田エリアではTHE FIRST CLINIC 町田院のみが採用している先端IPL治療です
フォーマα IPLと従来IPLの違い

フォーマα IPLの最大の特徴は、「パルス幅」と「冷却温度」を独立して調整できる点です。これにより、他のIPLでは難しい薄いシミへの高精度な照射が可能となります。
さらに、冷却温度を自在にコントロールできるため、余分な熱の侵入や血管収縮を抑えながら効果的な治療を行うことができます。
また、フォーマαはRF(高周波)を併用していないため、従来のIPLよりも濃いシミに対してスポット的に強い出力で照射することが可能です。
比較項目 | Forma α IPL | M22 | ePlus |
---|---|---|---|
冷却温度 | 可変 | 不変 | 不変 |
パルス幅 | 可変 | 可変 | 不変 |
パルスモード | シングル ダブル トリプル |
シングルのみ | シングルのみ |
スキンタイプ調整 | 可 | 不可 | 不可 |
濃いシミの狙い撃ち | 可 | 可 | 不変 |
スポットサイズ | S-350:10×20mm L-350:10×50mm |
8×15mm 15×35mm |
SPA:25×12mm SR:25×12mm |
出力 | S-350:4~45J L-350:3~35J |
10~40 J/cm² | SPA:~45J SR:~45J |
フォーマα IPLの波長
THE FIRST CLINIC 町田院で導入しているフォーマαIPLは、530nm~1100nmの幅広い波長域の光を照射する最新の光治療機です。

光治療は「特定の色素に反応する光を当てて、色素を破壊する」という仕組みで行われます。光は波長ごとに反応する色素が決まっており、フォーマαIPLが使用する530nm~1100nmという波長は、シミやそばかすの原因であるメラニン、そして赤ら顔の要因となる酸化ヘモグロビンに特に反応しやすい領域です。
そのため、この波長域を用いることで、シミ・そばかす・赤ら顔など幅広い色素性のトラブルに対応することが可能になります。
フォーマαIPLとパルス幅調整の重要性
フォーマαIPLは、パルス幅(光の照射時間)を自在に調整できることが特徴です。
光治療では、ターゲットとなる色素粒子の大きさによって光への反応性が異なるため、パルス幅の調整が非常に重要となります。
シミなどの色素斑は、小さな色素粒子の集まりで構成されています。光を適切な照射時間で当てることで、粒子を効率よく破壊し、結果的にシミを薄くしていくことが可能です。
ここで押さえておきたいポイントは:
- 波長 … どの色素に反応するかを決める要素
- パルス幅 … どの大きさの色素粒子に反応するかを決める要素
パルス幅が短くなるほど、より細かな粒子に反応しやすくなるため、治療の進行に合わせて調整します。
具体的には、治療の初期には長めのパルス幅で大きな色素粒子に作用させ、シミが薄くなり粒子が小さくなってきた段階では短いパルス幅で細かい粒子に反応させることで、よりきれいな仕上がりを目指すことができます。
痛みを抑える冷却機能とパルスモード
光治療は照射部位に熱が加わるため、どうしても痛みを伴うことがあります。
フォーマαIPLには、この痛みを軽減するための冷却機能が搭載されており、照射と同時に肌を冷やすことで不快感を和らげ、さらにダウンタイム(赤みや腫れなどの回復時間)を短くする効果も期待できます。

また、フォーマαにはパルスモードという機能も備わっています。これは、同じ総エネルギーを与えながらも照射を分割し、間隔をあけて光を届ける仕組みです。
照射の合間に休止時間ができるため、肌への熱負担がやわらぎ、痛みの緩和につながります。
ただし、エネルギーを細かく分散させることで作用がマイルドになるため、一度の治療効果はやや穏やかになります。その分、治療期間は長めにかかる可能性がありますが、痛みを抑えつつ安全性を高めたい方には有効な方法です。
痛みを抑トリプルパルス照射の特徴(フォーマαIPL)冷却機能とパルスモード
PLは、メラニンを多く含むシミのほうが光を強く吸収しやすく、照射直後にシミの温度が上がりやすいという性質を利用する治療です。フォーマαでは照射と同時に冷却を行うため、周囲の正常皮膚は素早く常温近くまで下がります。一方で、シミ部位は熱拡散が遅く熱が残りやすいため、一定の間隔をあけて複数回パルスを重ねると、正常皮膚はその都度冷えてリセットされるのに対し、シミには前回の熱が残ったところへ次のパルスが加算され、熱が選択的に蓄積します。結果として、シミだけを狙って効率的に高いエネルギーを与えることができ、周囲組織へのダメージを最小限に抑えることが可能です。こうした分割照射と冷却の組み合わせにより、シミと正常皮膚の選択性が高まり、痛みやダウンタイムの抑制にもつながります。難治性や境界が不明瞭なシミにもアプローチしやすい一方、1回あたりの作用はマイルドになるため、必要回数や通院期間がやや増える場合があります。実際の設定(出力・パルス幅・パルス間隔)は、お肌の状態や色素の深さ、反応を確認しながら丁寧に調整していきます。
シングルパルス照射
IPLは、シミなどの色素(メラニン)に反応する特定の波長の光を照射し、色素を加熱して破壊することで徐々に薄くしていく治療です。ただし、シミの周囲にある健常な皮膚にも一定のエネルギーは入るため、完全に“シミだけ”へ限定することはできません。したがって、出力やパルス幅、冷却などの設定を丁寧に調整し、安全性と効果のバランスを最適化することが重要です。
シングルパルスは、1回の連続照射で必要なエネルギーをまとめて届ける方式で、短時間で作用がはっきり出やすい一方、シミ周囲の正常組織にも熱影響が及びやすいという特性があります。高出力では赤みやヒリつきといった負担がやや増えやすい傾向があるため、肌質や部位、シミの濃さに応じて慎重な設定が求められます。反応が良い部位では少ない回数で改善が期待できる反面、正常皮膚への熱の逃げ場が少ないため、状況によってはダブル/トリプルパルスへの分割や冷却強化を併用し、安全性を優先した照射計画とするのが望ましいといえます。
トリプルパルス照射
選択的加熱(トリプルパルスの考え方)
IPLを照射すると、メラニン量の多いシミは正常皮膚よりも光を吸収しやすく、直後の温度が高くなります。照射後は冷却と時間経過によって正常皮膚の温度が先に下がる一方、シミ部位は熱が残りやすいという特性があります。ここで照射を短いパルスに分け、一定の間隔(インターバル)を置いて複数回当てる「トリプルパルス」を用いると、各パルスの合間に正常皮膚は冷え、前回の熱が残ったシミ部位にのみ次のパルスが重なっていきます。その結果、熱がシミへ選択的に蓄積し、必要な熱量を十分に与えながら、周囲の皮膚へのダメージを最小限に抑えることができます。とくに、境界があいまいなシミや、治療の過程で薄くなってきた残存色素に対しても、過度な刺激を避けつつ効率よくアプローチできるのが利点です。
メラニンメーターで“数値に基づく”最適設定
フォトαでは、まず専用のメラニンメーターでお肌のメラニン量を数値化し、その結果をもとに照射条件(出力・パルス幅・パルスモードなど)を細かく設定します。メラニン量はお客様ごとに異なるため、目視評価やテスト照射だけでは個人差を拾いきれないことがありますが、数値データを併用することで過不足のないエネルギー設定が可能になります。これにより、必要な部位にはしっかり作用させつつ、過照射のリスクを抑え、痛みやダウンタイムの軽減を目指します。施術当日は、反応(赤み・熱感・刺激感など)を確認しながら最終チューニングを行います。経過観察でも同じ測定を行うことで、設定の再現性が高まり、回を重ねるほどお客様の肌状態に合った最適化がしやすくなります。
フォーマα IPLは、イスラエルのFormatk(フォーマテック)社が開発した光治療器です。Formatk社は2008年設立、イスラエル本社の医療美容機器の開発・製造を行うグローバル企業です。創設メンバーには、フォトフェイシャル機器を最初に開発したLumenis(ルミナス)や、フォトRF(Aurora/オーロラ)を開発したSyneron(シネロン)の創業者・開発者らが名を連ねており、長年にわたる臨床・技術の知見が受け継がれています。これらのメーカーは世界的に広く使用される医療機器を多数手がけてきた実績があり、Formatk社はその経験豊富な技術陣によって設立されました。同社が提供する医療機器は、米国FDA、EU基準、CSA(カナダ規格協会)、ISO国際規格に認可・準拠しており、科学的根拠に基づく治療を実現する機器を提供しています。
・施術メニュー・価格は、予告なく変更する場合や取り扱いを中止する場合がございますので、予めご了承ください。
IPL光治療 町田院限定
回数 | 価格(税込) |
---|---|
1回 | ¥9,800 |
3回 | ¥27,900 |
6回 | ¥54,000 |
回数 | 価格(税込) |
---|---|
1回 | ¥14,900 |
3回 | ¥38,000 |
6回 | ¥70,000 |
回数 | 価格(税込) |
---|---|
1回 | ¥19,800 |
3回 | ¥52,000 |
6回 | ¥96,000 |
選ばれる理由
その1
本音で向き合う
丁寧なカウンセリング

その2
料金はすべて明確に
“見えない追加費用”なし

その3
通いやすさを考えた
コース価格

当院の無料カウンセリングは完全予約制です。ご希望のお日にちにて、LINE・WEBからご予約ください。

受付後、カウンセラーとカウンセリングに入ります。患者様のお悩みやご希望をお伺いします。診察ではないのでなんでもリラックスしてお話ください。

カウンセラー/看護師とのカウンセリング後、医師による診察があります。施術のメリットやデメリットなどをお伝えしたうえで、実際にシミュレーションをしながら一緒に方針を決めていきます。施術をご希望の場合は、そのままお手続きを行います。

メイクをされている場合は、こちらでメイクオフしていただきます。また、コンタクトレンズとアクセサリーも全てお外しください。(やむを得ない理由で外せない場合はご相談ください)

事前に行なったカウンセリングの内容を元に施術を行います。
お客様のお肌や状態合わせて調整し、丁寧に施術を行います。

術後説明などがおわり、準備ができましたらご帰宅いただきます。

古い角質を除去し、ターンオーバーを促進することで、肌のキメや質感を整え、トーンを均一にします。
特に毛穴の黒ずみやくすみが気になる方におすすめです。
日焼け後お肌に炎症が残っている場合、感染症や肌状態の悪い場合もお受けいただけません。
ただし、お客様一人一人の状態を判断しておりますので、診察時にご相談ください。
継続的な施術により、ターンオーバーが整い、肌の透明感やハリが増し、毛穴やニキビ跡の改善も期待できます。
定期的に行うことで、肌の状態を常に良好に保つことができます。
監修医情報

【2019年】北里大学メディカルセンター(脳神経外科・救急科・コロナ病棟)助教
【2022年】大手美容外科 入職
【2023年】THE FIRST CLINIC 開業
- 世界美容外科学会(WSAPS)認定専門医
- 脳神経外科学会 正会員
- ジュビダームビスタ認定医
- ボトックスビスタ治療認定医
- 厚労省オンライン診療認定医 …など多数
桐蔭横浜大学の教授陣とペロブスカイト太陽電池を共同研究中。
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