まず結論:ヒアルロン酸は“溝を埋める”のではなく“層から支える”のが成功の鍵
「ほうれい線のヒアルロン酸注入は手軽だけれど、失敗が怖い」――そう感じる方は少なくありません。結論から言うと、注入の“層設計”と“面でのボリューム形成”をきちんと行えば、自然で若々しい改善が十分に期待できます。当院ではほうれい線専用のヒアルロン酸注入設計(凹みに対して“面”で層を重ねるデザイン)を採用し、解剖学に基づいた安全管理を徹底しています。 あわせて、たるみ由来のシワが強い場合は糸リフト(Kスレッド)、皮膚の質感・真皮タイトニングを高めたい場合はソフウェーブやHIFUといった「切らないリフトアップ」の併用で、より根本的な改善を設計します。
クリニックの情報
なぜほうれい線はできる?――原因を“構造”で理解
ほうれい線(鼻唇溝)は、小鼻から口角へ伸びる“折れ跡”。コラーゲン配列の乱れや支持組織(SMAS)のゆるみ、中顔面のボリューム変化が重なると、皮膚が中央へ寄り、線が深くなります。当院のほうれい線専用ページでは、若年層での配列均整→加齢での支持低下という構造的変化を図解し、「層から持ち上げる」設計の重要性を解説しています。
ほうれい線ヒアルロン酸の失敗例5つと医学的背景
1) 皮膚がボコボコ・ミミズ腫れ
浅すぎる層への点注入や“溝だけ”を埋める発想だと凹凸が出やすい。当院は“面で層を重ねるボリューム形成”で表情変化にも自然な仕上がりを狙います。
2) 不自然な“入れすぎ”
ヒアルロン酸は水和(吸水)する特性があり、直後より数日後に膨らむことがあります。設計量・製剤選定・層が適切でないとパンパンに見えることも。適正量を分割投与し、必要なら微調整(分解含む)で整えます。ヒアルロニダーゼによる溶解は確立した手段で、過量や位置ズレ、表層の青浮き(チンダル現象)などに用います。
3) しこり・硬結
粗悪製剤や大量一括注入、炎症混在で生じることがあります。多くはヒアルロニダーゼや抗炎症的対応で改善が見込めますが、感染や肉芽腫は専門的評価が必要。
4) 左右差
人の顔はもともと非対称。非対称な骨格・脂肪量を見極めた差配注入が不可欠です。当院は解剖学に基づく層設計と必要最小量の段階注入で、自然なバランスを優先します。
5) すぐ戻る
層・製剤の不適合や薄すぎる層での注入、動きの強い部位に対する物性ミスマッチで“馴染みが早い/戻りが早い”ことがあります。部位適合の製剤を使い分け、必要に応じて段階的再注入で持続性を最適化します(当院は製剤の使い分け・層の可変を標準化)。
※まれに血管塞栓(皮膚虚血~壊死、極めて稀に視覚障害)などの重篤合併も報告されています。早期認識とヒアルロニダーゼの高用量投与などプロトコルの整備が推奨されています。
失敗を防ぐポイント(クリニック選びのチェックリスト)
① 解剖学に基づく“層”設計:
溝を“点で埋める”ではなく、真皮深層~支持層を“面”で支えることで表情時も自然。
② 製剤の使い分け:
硬さ・持続・リフト力が異なるため、部位に応じた銘柄/ラインナップを選択。
③ 安全体制(緊急対応):
ヒアルロニダーゼ常備・投与指針・鑑別動線が整備されているか。エビデンスに基づく塞栓対処アルゴリズムを保有しているか。
④ 丁寧なカウンセリング:
主訴の“本質”――たるみ・骨格・脂肪・皮膚のどこに根因があるかを率直に指摘し、最短距離の解決策を提案してくれるか。
THE FIRST CLINICを選ぶ理由(当院の強み)
- 痛みが少ない・腫れが少ない設計:
当院は「世界一痛くない美容クリニック」を掲げ、麻酔設計・器械・手技を最適化。Kスレッド(糸リフト(Kスレッド))や小顔脂肪吸引でも痛みと腫れを最小化する独自手法を採用。 - 本質的な問題を指摘:
“今の悩みの原因はどこか”を正面から説明し、不要なメニューは勧めない方針。 - 美容医療を地域医療の一環に:
自由診療と保険診療の橋渡しを重視し、必要に応じて適切な医療機関へ紹介します。 - トータルサポート:
24時間の公式LINE相談など、術後フォローの体制を整えています。
たるみが強い人は併用設計が近道
ほうれい線の溝だけにヒアルロン酸を足し続けるのは、場合によっては“もたつき”の原因にも。土台(SMAS・皮下)/真皮の質/皮下脂肪――どこに原因があるかで併用を選びます。
- 皮膚の質・真皮タイトニング:ソフウェーブ(1.5mm真皮中層)でコラーゲン再構築→ハリ改善。やせ型・脂肪が少ない方にも適応しやすいのが特徴。
- SMASからの土台引き上げ:HIFUで3.0~4.5mm(真皮深層~SMAS)に熱凝固点を形成し、深部からのリフトを補強。ダウンタイムが短いのも利点。
- 下垂脂肪を持ち上げて輪郭を整える:糸リフト(Kスレッド)で“固定+コラーゲン生成”。腫れ・痛みが少ない設計、固定バンド不要で翌日から予定OKという扱いやすさ。
- 輪郭の厚み自体を減らす:小顔脂肪吸引(必要に応じてKスレッド併用)で即時性のある細面化。固定バンド原則不要プランも選択可。
施術間隔の目安:機器治療や注入の同日併用は個別判断。安全性と効果の最適化のため、他施術は2週間程度空けるなどの運用を行います。
ダウンタイム・アフターケア
ヒアルロン酸注入のダウンタイムは軽微で、内出血1~2週間・赤み/むくみは数日で改善が一般的。注入部の強いマッサージは控えるのが原則です。
HIFUやソフウェーブは当日からメイク可、ダウンタイムはごく軽度。
糸リフト(Kスレッド)は当日メイク可・固定バンド不要で、腫れ・痛みは軽度(個人差あり)。就寝姿勢や過度の開口など数日の注意で経過を安定させます。
安全とリスクへの向き合い方(専門家向けポイントも)
- 合併症の早期対応:血管塞栓の兆候(蒼白・激痛・網状発赤)を見逃さず、ヒアルロニダーゼ高用量・温罨法・抗血小板など、国際的推奨アルゴリズムに従い即応。
- ヒアルロニダーゼの使い分け:非緊急(チンダル/非炎症性結節)は低~中用量、炎症性結節では抗菌薬併用が推奨されるケースも。
- 予防が最重要:危険血管の走行認識、低圧・ゆっくり・アスピレーション、鈍針カニューレ選択、層の厳守などの基本徹底。
よくある質問(FAQ)
Q. 効果はどれくらい持続しますか?
A. ヒアルロン酸は半年~1年が目安(個人差あり)。必要に応じて段階的再注入で持続を最適化します。
Q. 痛みや腫れが心配です。
A. 当院は世界一痛みが少ないを目標に麻酔・手技を設計。Kスレッドや小顔脂肪吸引でも腫れ/内出血を最小化する工夫を行っています。
Q. 価格はどこで確認できますか?
A. 最新の料金は料金表ページをご参照ください(キャンペーンや出力コース等により変動します)。
まとめ|“溝”を見るのではなく“構造”を見る
- ヒアルロン酸は層から“面”で支える設計が成功の鍵。凹凸・入れすぎ・左右差・早戻りは設計と安全体制で回避・最小化できます。
- たるみが強いなら、HIFU・ソフウェーブ・糸リフト(Kスレッド)・小顔脂肪吸引を原因別に併用して、最短距離の若返りを。
- 当院は痛み・腫れを最小化し、本質的な問題を率直に指摘、地域医療の一環としての美容医療を24時間サポートまで含めて提供します。