顔の脂肪吸引は、フェイスラインをスッキリさせたい方におすすめの施術ですが、手術後には拘縮という一時的な副作用が生じることがあります。
この記事では、顔の脂肪吸引後に発生する拘縮の原因、持続期間、および拘縮をなるべく早く治す方法について詳しく解説します。
これから顔の脂肪吸引手術を受ける方は、ぜひ参考にしてみてください。
顔の脂肪吸引後の拘縮とは
顔の脂肪吸引後に発生する拘縮は、手術部位の皮膚や周囲の組織が硬くなったり、ボコボコしたりする現象です。
手術中に皮下組織や筋肉に微細な損傷が生じた結果、自然な治癒過程の一環としてコラーゲンが過剰に生成されることにより引き起こされます。
痛みはほとんどありませんが、皮膚表面がつっぱるような感覚を伴う場合があります。
拘縮の程度は、医師の技術力、個人の体質などによって異なりますが、一般的には術後3週間~1ヶ月ほどで徐々に発生することが多いです。
顔の脂肪吸引後の拘縮はいつまで続く?
一般的に、顔の脂肪吸引後、大きな腫れや内出血は数週間程度で落ち着き、拘縮は手術後術後3~6ヶ月で自然に落ち着きます。
皮膚がつっぱるような感覚や凹凸の症状が長く続く場合は、皮膚に何らかの問題が起きている可能性も考えられるので、まずは手術を受けたクリニックに相談してみてください。
元のクリニックで相談するのが不安な場合は、修正経験が豊富な医師など、別のクリニックでも対応してもらえるケースがあるので、確認してみましょう。
顔の脂肪吸引後の拘縮が長引く原因
顔の脂肪吸引後に拘縮が長引くことは、手術技術や手術中に除去した脂肪の量に大きく関連しています。
特に以下の2つの要因が、拘縮が長引く主な原因として考えられます。
脂肪を取り過ぎてしまっている
過度に脂肪を取り除くと、体の組織を守るクッションの役割を果たしていた脂肪までもが失われ、皮膚の下の組織が硬くなり、拘縮の原因となる場合があります。
また、皮膚の外見にも凹凸や不自然なラインが現れたり、筋肉の形が浮き出たりすることがあり、仕上がりの問題にもつながります。
一般的な拘縮が起こる期間を過ぎても凸凹が残る場合は、脂肪注入法やメソセラピー(注射器などを使用して、治療部位に直接有効成分を注入する治療法)などのアプローチを取って、元の状態に戻すことが必要です。
脂肪の取り残しがある
脂肪吸引では皮下脂肪を除去するため、元々脂肪があった部分と皮膚の間に空洞ができます。
脂肪の取り残しがある場合、拘縮により周りの組織が不均一にくっつこうとするので、皮膚の表面に凸凹が生じる場合があります。
こういったケースでは、修正手術として、再度脂肪吸引を行わなくてはならないかもしれません。
しかし、吸引可能な量には限界があるので、別の対処法が取られる可能性もあります。
いずれにせよ、自身でどうにかするのは難しく、素人では適切な対処法が判断できないため、早急に専門医に相談しましょう。
顔の脂肪吸引後の拘縮を早く治す方法
顔の脂肪吸引後に発生する拘縮は、適切なケアによって早期に改善することが可能です。
ここでは、拘縮を効果的に治すために推奨される方法として、マッサージとストレッチを紹介していきます。
マッサージを行う
優しい筋肉マッサージは、血流を促進し、硬くなった組織を柔らかくするのに役立ちます。
また、マッサージは炎症を減らし、腫れを抑える効果もあります。
術後3週間~1ヶ月を目安にマッサージを始めることが一般的ですが、手術部位の状態に応じて適宜調整することが重要です。
早期の段階でむやみにマッサージを行うと、内出血や痛みが強くなってしまう可能性があるので、必ず医師と相談の上で行うようにしましょう。
ストレッチを行う
ストレッチも同様に、血流を促進することで拘縮を解消し、顔の柔軟性を回復させるのに有効です。
無理のない範囲で顔の筋肉や首周りを動かすストレッチや表情筋トレーニングを行うことで、血流が改善され、組織の回復が促されます。
継続的にマッサージやストレッチを行っても拘縮の症状が改善されない場合、脂肪の取り過ぎや取り残しなど、自力では治せないことが原因になっている可能性があります。
肌に違和感がある場合や、ダウンタイムがあまりにも長いなどの異常が感じられた際には、速やかに専門医に相談し、適切な判断を仰ぎましょう。
THE FIRST CLINIC町田院ではアフターケアも丁寧にサポート
THE FIRST CLINIC町田院では、手術の技術だけでなく、患者様のアフターケアにも同様に重点を置いています。
当院では、施術前にしっかりとカウンセリングを行うので、手術前後の不安を解消した上で、脂肪吸引を受けていただくことができます。
また、カウンセリングにて皮膚の状態を確認し、一人ひとりに合わせた施術を行っているので、拘縮などのトラブルが発生することも少ないです。
顔の脂肪吸引を検討している方は、ぜひTHE FIRST CLINIC町田院にご相談ください。
【まとめ】あまりにも拘縮が長引く場合は専門医に相談を!
顔の脂肪吸引後に拘縮が生じるのは一般的なことですが、予想以上に長引く場合は、専門医に相談することが非常に重要です。
専門医に相談することで、拘縮の原因を正確に診断し、より効果的な治療法を提案してもらうことができます。
拘縮が長引くことは、日常生活に支障をきたすだけでなく、美容的な問題も引き起こす可能性があります。
術後の皮膚に違和感がある場合は、早急に医師に相談し、原因を特定しましょう。