◉唾液腺、広頚筋のボツリヌストキシン注射

唾液腺（耳下腺・顎下腺）へのボツリヌストキシン注射の持続期間は通常3〜4ヶ月〜半年程度とされております。
ただし、フェイスラインの張りが戻りきる前に現在の状態を維持したい方は、半年を待たずに追加注射をされる場合もあります。
その場合、初回より少ない量で維持できることが多く、費用も抑えやすくなります。
一方で効果の実感が長い方は年1回程度の注射で満足されることもあります。
その場合は元のボリュームに戻っていることが多いため、前回と同等量での注射をご提案するケースが一般的です

持続期間は通常3〜4ヶ月〜半年です。半年で完全に元通りになるわけではありませんが、戻ってきたと感じる時期には個人差があります。
回数を重ねるにつれて持続が長く感じられたり、用量を減らしても効果を保ちやすくなる傾向があります。
ある程度効果が残っているうちに追加注射を行うことで、現在のすっきり感を維持される方もいらっしゃいます。
前回から3ヶ月以上あけていただければ、診察のうえ注入可能です。ご希望の方はご相談ください。

唾液腺、広頚筋のボツリヌストキシン注射は、通常４０単位から６０単位の量を使用します。この単位というのはグラム等と考え方は同じで、ボツリヌストキシン注射の量を表すものです。
この数字が大きければ大きいほどボツリヌストキシンの力が強いとお考えください。筋肉が大きい方はしっかりとした量を使用しないと、効果は不十分になります。
反対に、筋肉が小さい方が量を多く使用しても、効果は高くありません。カウンセリングでは、診察をさせて頂き患者様の筋肉の大きさに応じた適切な量を提案させて頂いております。
また、ボツリヌストキシンを何ccと表記されていたり、何本と表記されているものを見かけますが、もともとボツリヌストキシンは微量の粉を生理食塩水と呼ばれる液体に溶かして使用するため、何ccという液体の量では効果の大きさは測れません。必ず単位数を確認するようにしましょう。

ご自身での目安としては、奥歯を噛みしめても張りが大きく変わらない場合は、咬筋よりも唾液腺や脂肪の関与が考えられます。
また、酸っぱいものを想像した時や飲み込む動作で耳下〜顎下がふわっと張る感覚があれば、唾液腺のボリュームが影響している可能性があります。
最終的には医師の触診などで、骨格・脂肪・唾液腺のいずれが主因かを判別します。

脂肪溶解注射はその名の通り脂を溶かす治療です。一方、ボツリヌストキシン注射は筋肉を萎縮させる目的で行います。
小顔の治療を行う際、お客さまが脂肪が多いのか筋肉が多いのかを、まずは診察させて頂きます。その上で、両者のうち割合が多い方の治療を優先的に行うことをお奨めします。