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「糸リフトは当日でも受けられるの?」
「ダウンタイムはどれくらい?」
初めての方はここがいちばん気になりやすいところかと思います。糸リフトはメスを使わず、皮膚の下に溶ける糸を通してフェイスラインを引き上げる施術で、比較的ダウンタイムが短めなことが支持されています。結論からお伝えすると、予約の空き状況と安全面の適応が整えば、当日施術のご案内が可能なことがあります。ただ、その日のうちに受けるには、流れや注意点を知っておくと安心しやすいと思います。
結論|当日施術は「空き状況」と「適応の可否」がそろえば可能です
- 空き状況:医師・施術室・看護体制に空きがあれば、カウンセリング後にそのまま施術へ進めることがあります。混雑日や夕方以降は別日のご案内になることもあります。
- 適応の可否:お肌の状態、既往歴、内服薬(抗凝固薬・一部の鎮痛薬・サプリなど)、アレルギー、妊娠・授乳の有無、皮膚の炎症などを確認し、安全面が最優先になります。
- 施術内容:部位・本数・糸の種類(PDO/PLLA/PCL)・コグの有無で所要時間や腫れやすさ、なじむまでの期間が変わることがあります。
当日施術のコツ
予約時に「当日施術希望」と伝える/メイクオフ前提で来院する/当日の運動・飲酒・長風呂は控えめにしておく――この3つだけでも、だいぶスムーズになりやすいです。
施術の流れ(5ステップ)
① 予約・問い合わせ
Web・電話で予約します。**「当日、カウンセリング後に施術も検討」**と添えると調整がしやすいです。疑問点は事前に質問しておくと、当日の話し合いがスムーズになりやすいです。
② カウンセリング
悩み・希望・既往歴・内服状況をうかがい、メリットだけでなく考えられる副作用や限界も共有します。
- 適応の見極め:たるみの場所・深さ、皮膚の厚み、脂肪量、左右差などを総合的に拝見します。
- デザイン決定:仕上がりイメージ、引き上げ方向・本数・糸の種類を検討し、自然さとリフト力のバランスを整えます。
- 麻酔:表面麻酔・局所麻酔・笑気麻酔を必要に応じて組み合わせます。
③ 会計・同意手続き
当日施術が可能と判断されたら、同意書・会計・記録写真へ進みます。混雑時は別日予約になることがありますので、気持ちに余裕をもって臨まれると安心です。
④ 施術
最終デザイン確認→マーキング→消毒→麻酔→糸挿入→仕上がり確認という順番です。針穴は小さく、切開は行わないのが一般的です。直後は引き上げ感・つっぱり感を自覚しやすいですが、多くは時間とともに落ち着いていきます。
⑤ アフターケア
冷却・圧迫の目安、鎮痛薬の使い方、洗顔・メイク再開のタイミング、再診の目安をご案内します。気になることがあれば、早めに連絡して相談いただけると安心しやすいです。
ダウンタイムの経過|当日〜1か月の目安と過ごし方
総論:個人差はありますが、ダウンタイムはおおむね1〜2週間といわれます。腫れ・むくみ・内出血・つっぱり感の出方は、体質・本数・糸の種類・デザインで変わることがあります。
当日〜直後
- むくみ・腫れ・つっぱり感:麻酔や注入液の影響でふっくらして見えることがあります。
- 痛み:麻酔が切れると鈍い痛みが出ることがあります。処方の鎮痛薬で調整される方が多いです。
- 生活の目安:メイク・飲酒・長風呂・激しい運動はお休みいただくと、経過が穏やかになりやすいです。清潔を保ち、優しく冷却しておくと安心です。
翌日〜1週間
- 炎症反応により、熱感や圧痛を伴うことがあります。内出血は表面化して青〜黄色へ変化することもあります。
- 動作:大きく口を開ける・硬いものを噛む・強いフェイスマッサージは痛みにつながりやすいので、無理のない範囲で過ごされると楽かと思います。
- 生活:軽い洗顔・メイク・シャワーは多くの方で再開しやすい時期です。針穴まわりはこすらず、コンシーラーの活用でカバーしやすいです。
1〜2週間
- ダウンタイムの峠はこの頃までのことが多いです。つっぱり感・表情のぎこちなさは徐々に軽快していく印象です。
- 再開の目安:医師の指示があれば、運動・サウナ・飲酒を段階的に再開しやすい時期です。触ると痛みが残る場合は、もう少し様子を見ていただくと安心です。
1か月〜
- なじみが進み、違和感はかなり軽くなることが多いです。小さな凹凸やチクつきが気になるときは、再診でご相談いただけると気持ちがラクになりやすいです。
- 体感しやすい変化:フェイスラインのシャープさ、ほうれい線・マリオネットラインの軽減などを挙げられる方がいらっしゃいます。持続期間には個人差があり、体質・糸の種類・本数・生活習慣で変わってきます。
早めに相談したいサイン
痛みが強く増していく、赤み・腫れが急に強くなる、膿のような分泌がある、皮膚色が白っぽい/紫っぽい、糸の露出や明らかなひきつれが気になる――こういったときは、遠慮なくクリニックへご連絡いただけると安心です。
糸の種類と特徴|PDO・PLLA・PCLのちがい
- PDO(ポリジオキサノン):なじみが早い傾向があり、ダウンタイムが穏やかになりやすいと感じる方が多いです。
- PLLA(ポリ-L乳酸)/PCL(ポリカプロラクトン):コラーゲン生成の働きが期待され、持続の観点で選ばれることがあります。
- コグ有無:トゲ(コグ)付きはリフト力を重視する方向け、スムースは肌質改善寄りに活用されることがあります。複数種類のコンビネーションでバランスを取る設計も行われます。
よくある不安とQ&A|痛み・バレやすさ・仕事復帰・歯科受診
Q1. 痛みは強いですか?
A. 施術中は表面麻酔や局所麻酔、笑気麻酔でコントロールします。術後は鈍い痛みやつっぱり感が出やすいですが、数日〜1週間で落ち着くことが多いです。
Q2. バレやすいですか?
A. むくみ・内出血がある間は気づかれやすいことがあります。マスク・前髪・コンシーラーでカバーされる方が多く、大切な予定の2週間前を目安に計画されると安心しやすいです。
Q3. 仕事復帰はいつ頃?
A. デスクワークは翌日〜数日で復帰される方が多いです。人前に立つお仕事の場合は、1〜2週間の余裕をみておかれると気持ちが楽になりやすいです。
Q4. 歯科受診や大きく口を開ける予定があります
A. 施術直後〜数日は大きく口を開ける動作が痛みの原因になりやすいです。歯科治療は前倒ししておくか、施術から1〜2週間ほど空けると安心しやすいです。
Q5. マッサージや美容医療との併用は?
A. お顔の強いマッサージや圧をかける施術は、落ち着くまでお休みされると安心です。HIFUや注入治療の併用は設計次第で相乗効果も期待できるため、順番や間隔を医師と相談されると良いと思います。
費用・本数・持続期間の考え方|“強さ”と“自然さ”のバランスを意識して
- 費用と本数:お悩みに応じて数本〜十数本の提案になることがあります。本数を増やせば上げ幅は狙いやすい一方、腫れやすさ・違和感も比例しやすいので、自然さと持続のバランスを一緒に考えていけると安心です。
- 持続期間:体質・生活習慣(表情・咀嚼・睡眠姿勢)・糸の種類や本数によって変わります。半年〜1年超の範囲で感じ方が分かれることがあり、定期的なメンテナンスを前提に設計する方もいらっしゃいます。
当日施術をスムーズにするチェックリスト
- 予約時に当日希望を伝えておく
- メイクオフ・前開きの服・眼鏡(コンタクトケース)を用意しておく
- サプリ(ビタミンE、オメガ系など出血傾向に影響するもの)は一時的に控える相談をしておく
- 当日の運動・飲酒・長風呂を控えめにしておく
- 可能なら大切な予定の2週間前までに実施しておく
慎重に相談したいケース(目安)
- 発熱・体調不良、妊娠/授乳中
- 皮膚の感染や強い炎症がある場合
- 抗凝固薬・強い鎮痛薬を使用中の方や、出血傾向がある方
- 重い持病のコントロールが不十分な場合
- 直近に大きな美容医療を受け、十分な間隔が空いていない場合
THE FIRST CLINICなら当日施術のご相談もしやすいです
THE FIRST CLINICでは、空き状況と医師の判断が合えば、カウンセリング当日の施術をご案内できることがあります。まずは丁寧なカウンセリングで不安や疑問を解消し、デザイン・糸の種類・本数をご一緒に検討できたらうれしいです。当日施術をご希望の方は、予約時にその旨をお伝えいただけると流れがスムーズになりやすいです。
まとめ|当日施術は相談可、ダウンタイムは1〜2週間が目安です
- 当日施術は可能なことがあります(空き状況と安全面の適応が整うことが前提になります)。
- 流れは5ステップ:予約→カウンセリング→手続き→施術→アフターケアの順で進むことが多いです。
- ダウンタイムはおおむね1〜2週間。当日はメイク・飲酒・長風呂をお休みして、翌日以降に少しずつ日常へ戻していくイメージを持っていただけると安心です。
- 症状の変化が気になるときは、早めにご相談いただけると心強いと思います。
※本記事は一般的な情報のご案内です。最終的な判断は、担当医の診察・指示に沿ってご検討いただけると安心です。