レディエッセのメリット・デメリットはありますか?
レディエッセは、歯や骨を構成する“カルシウムハイドロキシアパタイト”を主成分としたジェル状の注入製剤です。メリットとしては、ヒアルロン酸に比べて体内での吸収がゆるやかで、比較的長く効果が持続するとされています。
ただし、レディエッセもあくまでジェル状の物質であり、個体のように一定の形を維持できるわけではありません。時間の経過とともに体内で馴染み、徐々に拡散していきます。吸収までの期間が長くても、すでに馴染んで高さが失われた状態が続いても、それが本当にお客様にとっての「メリット」といえるかは疑問です。
実際、レディエッセが馴染んで見た目の変化が気になってくるまでの期間は、当院で採用している長期持続型ヒアルロン酸と大きな差がないのが現状です。また、レディエッセは非常に高額で、当院のヒアルロン酸の約4〜5倍の費用がかかります。
さらに大きなデメリットとして、ヒアルロン酸とは異なり、レディエッセは万が一仕上がりが不自然になっても溶かすことができません。例えば鼻筋が太くなりすぎたり、高くなりすぎて「アバター」のような不自然な状態になったとしても、簡単に修正できないのです。
こうした点から、レディエッセは「吸収されにくい」という広告文句に惹かれて選ばれることがある一方で、お客様にとっての実質的なメリットは乏しいと言わざるを得ません。
他院でエンドプラストを勧められたのですが、安全ですか?危険はありませんか?
エンドプラストやエンドプロテーゼは、注射だけで簡単に鼻を高くできることや、永久的な効果を謳っているクリニックもありますが、多くのデメリットがあるため、当院ではおすすめしておりません。
主な問題点として、仕上がりが綺麗になりにくいという点が挙げられます。不自然に太く見えたり、いびつな形のまま硬くなってしまうことがあり、それが半永久的に残ってしまっては意味がありません。さらに、後から取り除きたいと思っても、除去が非常に難しいことも大きなリスクです。
丸顔で平坦な顔を気にしています。鼻が高くなれば立体的でシャープな印象になりますか?
はい。鼻筋を通して高さを出すことで、お顔全体に立体感が生まれ、よりシャープで洗練された印象になります。
さらに、丸顔をよりほっそり見せたい場合は、フェイスラインの脂肪吸引や脂肪溶解注射、エラのボトックス、顎へのヒアルロン酸注入またはプロテーゼの併用なども効果的です。お客様の骨格やご希望に合わせて、最適な施術をご提案させていただきますので、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。
鼻が高くなると、鼻の付け根のシワは消えますか?
鼻を高くすることで、シワが多少薄くなる可能性はありますが、完全に消えるわけではありません。
シワを目立たなくさせる目的で大量に注入してしまうと、不自然な仕上がりになってしまう可能性があります。そのため、鼻根部のシワに対しては、ボトックス注射の方が適している場合も多くございます。一度、お客様のシワの状態を拝見したうえで、最適な施術方法をご案内いたします。
わし鼻も修正できると聞いたのですが、どのような方法ですか?
わし鼻とは、横から見た際に鼻根部が低く、その先の鼻の中央から先端にかけて出っ張っている状態を指します。
ヒアルロン酸で修正する場合、鼻根部の低い部分に注入することで出っ張り部分との高低差をなくし、横から見てまっすぐなラインを形成します。
なお、鼻根部の高さはそのままで出っ張りだけを抑えたいという場合には、わし鼻修正の手術が適応となることもあります。
目が離れているのが気になります。鼻を高くすると目が近づいて見えるのは本当ですか?
鼻を高くしても、実際に目の距離が物理的に近くなるわけではありません。ただし、目と目の間にしっかりと鼻筋が通ることで、錯覚的に目が近づいて見える効果が期待できます。これが「鼻を高くすると目が近く見える」と言われる理由です。
鼻先を高くすることはできますか?
ヒアルロン酸注入では、鼻先を高くすることは難しいです。鼻先は皮膚が厚く、硬いため、ヒアルロン酸を入れても高さやシャープさを出すことができず、むしろダンゴ鼻が強調されてしまう恐れがあります。
鼻先を高くシャープに整えるためには、「鼻尖縮小術」などの外科的手術が適しています。
ヒアルロン酸で希望通りの鼻の形にできますか?
ヒアルロン酸だけで、お客様が思い描く理想の鼻の形に必ずしも仕上がるとは限りません。理想に近づけるためには、複数の施術を組み合わせる必要がある場合もございます。
カウンセリングでは、お客様のご希望を丁寧にお伺いし、お顔立ちとのバランスを見ながら最適な方法をご提案させていただきますので、ご安心ください。
不自然な仕上がりにならないですか?
お客様によって理想とする鼻の高さや雰囲気は異なります。当院では、高さを控えめにした自然な仕上がりから、しっかり高さを出した印象的な鼻筋まで、幅広く対応可能です。
ただし、あまりにも高くしすぎると、眉間の高さから鼻筋が続く“アバター”のような不自然な仕上がりになることもあります。実際、何度も繰り返し注入を続けているうちに感覚が麻痺し、気づかないうちに不自然な高さになってしまった…というお客様もいらっしゃいます。
当院では、カウンセリング時にしっかりとご説明し、すでに十分な高さがある場合には、ヒアルロン酸注入をおすすめしないこともございます。まずはご相談いただくことが大切です。
自分ではどのくらいの高さが綺麗なのか分かりません。自然で理想的な高さはどのくらいですか?
当院では「理想値」と呼ばれるバランスを基準にご提案しています。横顔を見た際、目と眉毛の中間から鼻先にかけての直線的なラインが、自然で美しい鼻筋の目安です。
この理想値を基準に、控えめな仕上がりや高めの鼻筋など、お客様のご希望に応じて調整可能です。初めての方や高さに迷われている方には、この理想値に合わせた注入をおすすめしています。
太くなったり高すぎたら溶かせますか?
ヒアルロン酸を入れすぎて不自然になってしまった場合には、「ヒアルロニダーゼ」という溶解剤を使用して、注入したヒアルロン酸を溶かすことが可能です。注射後、2~3日ほどで吸収され、自然な状態に戻ります。
また、ヒアルロン酸の再注入をご希望の場合は、1週間ほど期間を空けてから行うことができます。
注入後に横に広がったり、太くなったりしませんか?
ヒアルロン酸は、注入直後はシャープな印象でも、時間とともに馴染んで少しずつ低くなり、横に広がる傾向があります。常に注入直後の状態を保ちたいというお気持ちはよくわかりますが、短期間で繰り返し注入し続けると、結果的に鼻筋が太く見えてしまう場合があります。
そのため、当院では注入の際に現在の状態を確認させていただき、適切な注入量や、次回の注入までに空けるべき期間などをご提案しています。不自然にならないよう、慎重にプランニングを行い、お客様にご満足いただける結果を目指しています。
また、当院では使用するヒアルロン酸にもこだわっており、鼻の施術には硬くて持続性の高い製剤のみを使用しています。柔らかいヒアルロン酸に比べて広がりにくく、シャープな状態を長くキープできるのが特長です。
監修医情報
■ 医師
THE FIRST CLINIC 統括院長 惟村 公郁
■ 経歴
【2017年】
北里大学 卒業
北里大学病院 脳神経外科 入局/形成外科/麻酔科
【2019年】
北里大学メディカルセンター
脳神経外科、救急科、コロナ病棟担当医(助教)
【2022年】
大手美容外科 入職
【2023年】
『THE FIRST CLINIC』開業
■ 所属学会
- 医師免許
- 無線技師
- 世界美容外科学会(WSAPS)認定専門医
- 脳神経外科学会 正会員
- ジュビダームビスタ バイクロスシリーズ治療認定医
- バクロフェン髄腔内投与(ITB)療法認定医
- ボトックスビスタ治療認定医(各種治療)
- ゼオマイン治療認定医
- 慢性疼痛に対するフェントステープ登録医師
- エピペン処方認定医
- 厚生労働省 オンライン診療認定医
■ 紹介とコメント
紹介▶
専門分野以外にも様々なコトを知っており、栄転のたびに転職するという奇抜な経歴の持ち主。
トライデントジムで総合格闘技と柔術の選手として日々研鑽を積む。
医師免許の他に無線技師の資格も保有。
桐蔭横浜大学の吉田薫教授、池上和志教授、宮坂力教授とペロブスカイト太陽電池について共同研究中。
コメント▶
TFCでは、多くのドクターの知見や患者様の意見を元に、様々な工夫を行って、非常に精度の高い施術を行っております。
とにかく患者様に困ったことがあれば、専門外のことであっても気兼ねなく相談してください。
英語での診察も可能です。
We are foreigner friendly clinic which offers English services.
