ヒアルロン酸注射後に腫れてしまうのが心配な方や、腫れを早く治したい人もいるでしょう。

本記事では、ヒアルロン酸注射後の腫れが冷やすと治まるのか詳しく解説しています。

腫れてしまったときの対処法も紹介するのでぜひ参考にしてください。

ヒアルロン酸注射で起こる腫れの3つの種類

ヒアルロン酸注射での腫れのピークは2~3日程度といわれています。

ヒアルロン酸注射は体内に元からある物質で、これを施術部位に注射して「シワの改善」「ボリュームアップ」の効果が期待できる施術です。

メスを使っての切開がなく、注射のみで終わる施術法なので、ダウンタイムは1~2週間と短いです。その中でも腫れのピークは2~3日程度といわれています。

ヒアルロン酸注射で起こる腫れの種類を以下に3つご紹介します。

内出血による腫れ

内出血による腫れはヒアルロン酸注射で起こる腫れの中で最も一般的な腫れです。

施術の際に目に見えない毛細血管を針で傷つけてしまった場合に起こります。

施術中に内出血に気づけばその場で圧迫止血をしますが、じわじわと出血したり、その場で気付かない小さな出血だったり、帰宅後に何らかの刺激で出血したりと原因は様々です。

2~3日程度で内出血が身体に吸収されて治まってきます。

局所麻酔による腫れ

施術に局所麻酔を注射すると、むくみを起こして腫れたように感じる場合があります。

外科的な手術なら気になりませんが、顔は特に目に付きやすいので気になってしまいます。

麻酔の除痛効果が切れた翌日以降に腫れることもありますが、数日で治まります。

ヒアルロン酸の入れすぎによる腫れ

ヒアルロン酸を必要以上に入れ過ぎてしまった場合も腫れているように見えます。

注射されたヒアルロン酸は1~2週間程度で馴染んでいき、半年~1年かけて体内に吸収されます。

腫れがさほど気にならないようであれば、時間経過で体内にヒアルロン酸が吸収されるのを待ちます。

腫れが強く気になるようであれば、ヒアルロン酸を分解する「ヒアルロニダーゼ」を注射して腫れたように見えるヒアルロン酸を分解することも可能です。

ヒアルロン酸の腫れは冷やすのが有効?

ヒアルロン酸の腫れは、内出血で起こっている腫れの場合のみ冷やすのが有効です。

その理由を以下に解説します。

内出血には冷やすのが有効

ヒアルロン酸注射後の腫れの原因が内出血の場合は、腫れている部分を冷やすのが有効です。

内出血は、目に見えないほどの施術時の針や何らかの刺激で血管を傷つけた場合に起こります。

ここで腫れている部分を氷のうや保冷剤で冷やすと血管が収縮するので内出血が広がるのを防ぎます。

冷却の効果で痛覚も鈍化するので、痛みも和らぎます。

氷のうや保冷剤にはタオルなどを巻き、使用しましょう。

冷やし過ぎて凍傷になるのを防げます。

ただし、施術中や施術直後の出血は圧迫止血の方が有効な場合もあります。

クリニック内にいる際は医師の指示に従いましょう。

また、クリニックによってはヘパリン類似物質クリームを処方される場合もあります。

ヘパリンは血液をサラサラにして血栓を生じにくくする薬剤です。

これを腫れている部分に塗れば、内出血の改善が期待できます。

市販でも傷痕を治す塗り薬と同様の効果です。

冷やしても効果がないヒアルロン酸注射後の腫れ3選

一方で、冷やしても効果がないヒアルロン酸注射の腫れもあります。

どの腫れも医師に判断してもらって治療が必要です。

ダウンタイムの1~2週間以上経過しても改善しないのであれば速やかに担当の医師に相談しましょう。

冷やしても効果がないヒアルロン酸注射後の腫れを以下に3つご紹介します。

アレルギー反応による腫れ

アレルギー反応によって腫れる可能性もあります。

アレルギーは、体内に物質が侵入した際に免疫が強く反応してしまうことです。

どんな物質でも起こりえるので、ヒアルロン酸を注射した際に体質的に合わずアレルギー反応をにも起こる可能性があります。

抗アレルギー剤やステロイド、エピペンなどを使用し治療します。

重症化するとアナフィラキシーショックも起こしてしまうので、その前に対象する必要があります。

かゆみや発赤を伴う事もあります。

アレルギー体質の方は他の人よりもヒアルロン酸でもアレルギーを起こす可能性が高くなります。

カウンセリングの時点で相談して奥と良いでしょう。

遅発性結節による腫れ

遅発性結節は、アレルギー反応のひとつとして上げられますが、施術後数カ月~数年にしこりや腫れを生じることです。

「アレルギー体質」「アトピー皮膚炎」「複数回のヒアルロン酸注射施術経験」のある方は遅発性結節になりやすいといわれています。

抗生物質やステロイドの内服をします。

ヒアルロン酸が残っている場合はヒアルロン酸に対してヒアルロニダーゼを注射する可能性もあります。

感染による腫れ

施術部位が感染を引き起こして腫れている場合もあります。

感染が起こる原因として、施術部位を清潔にしなかったり、免疫が落ちていたりするなどが上げられます。

施術部は洗顔をして傷口を清潔に保ち、傷口がふさがるまでは必要以上に触らないようにしましょう。

また、規則正しい生活やバランスの取れた食事などを心がけ免疫が低下しないようにしましょう。

糖尿病など免疫が下がりやすい場合は前もって相談するのをおすすめします。

治療には抗生物質が処方され、感染を治療します。

ヒアルロン酸自体が病巣になってしまった場合はヒアルロン酸の除去やヒアルロニダーゼでの溶解も検討されます。

THE FIRST CLINICなら腫れてしまった場合も充実したアフターケアを受けられる

HE FIRST CLINICは丁寧なカウンセリングと充実したアフターケアを実施しています。

万が一ヒアルロン酸注射をして腫れてしまった場合でも、十分な体制で対応しています。

他にも不安な点や心配なことも気軽に相談してください。